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富士宮市の夏祭りの始まりだ。
毎年7月1日に、世界の富士山のお山開きが行われる。
前日の深夜から始まる青年たちの禊。
朝から、浅間大社で市長による開山宣言。
関係者が本殿で祝詞を受け
一番バスが、富士山表富士5合目に向けて出発。
夜には、ミス富士宮のコンテスト。今年のミスが決まった。
最後に、白糸手筒花火保存会の皆による
毎年恒例の、勇壮な手筒花火の披露だ。
夜の9時過ぎ、浅間大社ふれあい広場を取り巻くおおぜいの観客。
私は、神田川東岸に陣取り、孫を抱きながら開始を待った。
「まちなかアートギャラリー」の無事終了の安堵感からか、
川面をはしる涼しい風が、一際さわやかに感じる。
まずは、打ち上げ花火から始まった。

人間の大きさから想像がつくだろう、この火柱の高いこと。
相当の量の火薬なんだろう。

ここから本番。訓練された手際のよさだ。

次から次へと、点火される。自分たちで火薬を詰めると聞いている。
一瞬とも気が抜けない命がけである。

担ぎ手が、火花の下で入り乱れている。
熱いのか熱くないのか。

最後に、炎の色が違う手筒だ。
火薬の種類、量が違うのだろうか。

男らしい花火を、間近ではじめて見たもうじき1歳の孫。
目を丸くしたまま、瞬きもせず見入っていた。
いつしか、このジッチに似た祭り男になるのだろう。

富士宮の夏が始まった。
次は、8月最初の御神火まつりと宮おどりだ。
1年が早いものである。
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